
エクセルで実際に使用しそうな操作を記載します。
レコーディング等でも対応できるのですが、個人的にショートカットを使った方が確度がよさそう?なのとレコーディングを使用すると画面がアクティビティで溢れかえるので、エクセルのショートカットとUiPathを組み合わせて使用しています。
エクセル用に用意されているアクティビティについては、「エクセル関連アクティビティ」を参照してください。
※「Excel application scope」アクティビティ内で使用してください。
※コピペしたときに引用符が全角になる可能性がありますのでご注意ください。
※実行前にAltが押されていたり、全角入力モードになっていると誤動作する可能性があります。Type Intoは入力モードに関係なく入力できるので基本半角英字入力にしておきましょう。
Contents
セル値の操作
値の入力
セルを指定して値を入力します。Write Cellは対象シートが存在しない場合、自動で作成します。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Write Cell | セル位置 |
値の削除
指定したセルの値を削除します。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Write Cell | セル位置 |
値のコピー&ペースト
指定したセルの値をコピーし貼り付けます。正確にはセルの内容を読み取って記載します。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Read Cell,Write Cell | セル位置 |
シートの操作
新規にシートを作成する。
現在のシートの左側に新規シートが作られます。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
Shift + F11 | send hot key | Shift + F11 |
シートを削除する
選択しているシートが削除されます。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
Alt + H + D + S | Type Into | “[k(alt)]HDS[k(enter)]” |
シート名を変更する
選択しているシートの名称を変更します。「設定する名称」部分を置き換えてください。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
Alt+H+O+R | Type Into | “[k(alt)]HOR” + “設定する名称[k(enter)]” |
保存処理
上書き保存
「Excel application scope」が終了したときにも自動で上書き保存されますが、明示的に保存することも可能です。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
Ctrl + S | send hot key | Ctrl + s |
別名で保存
ワークブックを別名で保存します。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
F12 | send hot key,Type Into | F12 |
文字色やサイズの変更
文字色を変える
明確に色を選択する方法がなかったため、無理矢理感が出ていますが・・・。
[k(up)]が上矢印キーで、[k(right)]が右矢印キーです。押す回数で色を決めています。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Type Into | “[k(alt)]HFC[k(up)][k(up)][k(right)][k(right)][k(enter)]” |
文字サイズの変更
下記の例だと文字サイズを2つ大きくしています。[k(down)]の回数を増やすと更に大きくなります。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
Ctrl+Shift+P | send hot key | Ctrl+Shift+P |
Alt+S | send hot key | Alt+S |
– | Type Into | “[k(down)][k(down)][k(enter)]” |
背景色セット
指定したセル(範囲)の背景色を変更します。
色の指定方法は「Color.Red」のように指定します。
また範囲で指定することもできますが、「”A1:A1″」とすることでセルの指定もできます。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Set Range Color | Color.Red,”A1:A1″ |
セルの結合
セルを結合してひとつのセルにします。事前にSelectRengeで範囲指定しておきましょう。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
Alt+H+M+C | Type Into | “[k(alt)]HMC” |
関数を入力する
「=」を付けることで数式として入力できます。
どちらかというとエクセルよりの話ですがサンプル記載しておきます。
合計値を取得する
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Write Cell | “=sum(B1:D1)” |
値の数をカウントする
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Write Cell | “=counta(B1:G1)” |
IF文で条件分岐する
UiPathで引用符をエスケープするには「””」のように2つ並べます。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Write Cell | “=IF(A1=1,””OK””,””NG””)” |
VBAの実行
作成したVBAプログラムを実行します。
下記例のsum_testがVBAプログラムの名称になります。
エクセルSC | 使用AC | 設定値 |
---|---|---|
– | Execute macro | “macro.xlsm!Sheet1.sum_test” |
まとめ
エクセルで実際に使用しそうな処理を並べてみました。
他にも実施する方法があると思いますので、「こっちのほうがよい」というものがあればぜひ教えてください。
また他にもエクセル上でやりたいことが出てきたら追記していきます。