
UiPathではCSVの読み込みや書き込みなどの操作についても専用アクティビティが用意されており自動化することができます。
処理可能な区切り文字は「カンマ(,)」もしくは「セミコロン(:)」です。TSV(タブ区切り)のアクティビティは用意されていないため他方法で対応する必要があります。
またCSV用の専用アクティビティはコアアクティビティには含まれていないため、拡張アクティビティである「UiPath.Excel.Activiies」をインストールしておいてください。
Contents
CSVで使用する型
エクセルやCSVのデータ操作は「DataTable」というデータ型を使用します。
この型の詳細は「データテーブル(DataTable)の操作方法」を参照してください。
CSVファイルを読み込む
「Read CSV」アクティビティを使用することにより、ファイルパスを指定するだけでCSVファイルを読み込めます。
また読み込んだ内容はDataTable型の変数に格納されます。
Read CSVのプロパティ
次のようなプロパティがあります。
①FilePath
読み込む対象ファイルのパスを指定します。拡張子が「.csv」以外のファイルは実行時にエラーとなります。
②Delimitator
CSVファイルの区切り文字を指定します。
Comma:「カンマ(,)」
Semicolon:「セミコロン(:)」
③Encording
読み込む対象ファイルの文字コードを指定します。
④IncludeColumnNames
列名を読み込むかどうかを指定します。
チェックを外した場合は1行目もデータとして読み込まれます。
⑤DataTable
読み込んだ内容をこの変数に格納します。変数は「DataTable」型である必要があります。
データを書き込む
「Write CSV」アクティビティを使用することにより、指定したDataTable型のデータを書き込むことができます。
読み込みとは異なり、拡張子が「.txt」等のファイルにも書き込めます。
また既存の値は保持されず上書きされます。
Write CSVのプロパティ
次のようなプロパティがあります。
①FilePath
書き込む対象ファイルのパスを指定します。
②DataTable
書き込むDataTable型の値を指定します。
③Delimitator
データの区切り文字を指定します。
Comma:「カンマ(,)」
Semicolon:「セミコロン(:)」
④AddHeaders
1行目をヘッダーとして使用するかどうかを指定します。
チェックを入れた場合は、DataTableで指定したデータの1行目をヘッダーとして書き込みます。
⑤Encording
追記時の際の文字コードを指定します。
データを追加する。
「Append CSV」アクティビティを使用することにより、指定したDataTable型のデータを追加することができます。
読み込みとは異なり、拡張子が「.txt」等のファイルにも追加することができます。
またAppend(追加)であるため既存データは保持されます。
Append CSVのプロパティ
次のようなプロパティがあります。
①FilePath
追加する対象ファイルのパスを指定します。
②DataTable
追加するDataTable型の値を指定します。
③Delimitator
データの区切り文字を指定します。
Comma:「カンマ(,)」
Semicolon:「セミコロン(:)」
④Encording
追記時の際の文字コードを指定します。