
UiPath Communityエディションは、ローカルPCやサーバへのインストール後すぐに使い始めることが可能ですが、いくつか注意すべき点があります。
事前にそれらの設定を行っておくことをお勧めします。
Contents
実行ファイルのショートカット作成(Windows7向け)
Windows10では、スタートボタンのすべてのプログラム内に「UiStudio.exe」が格納されるためすぐに使用可能ですが、Windows7などのOSではすべてのプログラム内にUiPathフォルダが作成されるものの、中身が空の状態となっています。
UiPaphフォルダからUiStudio.exeのショートカットを作成しておき、自分が使いやすい場所に置いておきましょう。
通常は以下のフォルダに実行ファイルが格納されています。
<C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\UiPath\UiStudio.exe>
Point※AppDataフォルダは隠しフォルダなので注意しましょう。
右クリックで作成したショートカットをディスクトップ等に格納して、そこからUiStudioを起動するようにしましょう。
なお初期設定とは関係がありませんが、上記のUiPathフォルダに以下のようなフォルダが存在する場合は、旧バージョンのUiPath Studioを実行することが可能です。
<C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\UiPath\app-バージョン\UiStudio.exe>
UiRobot.exeのショートカット作成
作成したロボットをWindows上で実行する場合に必要なります。こちらもショートカットを作成しておくと良いでしょう。ファイル名は「UiRobot.exe」です。
<C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\UiPath\app-バージョン\UiRobot.exe>
Google Chrome Extensionのインストール
デフォルトではwebブラウザはIEのみ操作可能ですが、拡張機能を導入することにより Google ChromeやFireFoxを使うことが可能です。
UiPath Studioから簡単にインストールする事が出来るので必要に応じてインストールしましょう。
拡張アクティビティの追加インストール
コアに含まれるアクティビティでもある程度ロボットの作成が可能です。ただし、ロボットの使用目的に応じてエクセルの操作やメール操作、データベース操作など様々なアクティビティを追加する事が可能です。必要に応じてアクティビティを追加しましょう。
拡張アクティビティの追加インストール方法
- Activitesパネルを開く
- ManagePackagesを開く
- Availables→ALLを選択する
- 新たにインストールしたいActivityを選択しインストールを押下する
以下はコアとして初期からインストールされているアクティビティと、拡張機能として用意されているアクティビティです。
コアアクティビティ
アクティビティ名 | 機能 |
---|---|
UI Automation | クリック処理やテキスト処理、ブラウザ関連やアプリケーション関連の操作 |
User Events | ユーザイベント処理に関連した操作 |
Orchestrator | ロボットに関連する操作 |
System | ファイル操作やクリップボードの操作などwindowsに関連する操作 |
Programming | 文字列検索やデータテーブルの操作、コメントアウトなどのプログラミングに関連する操作 |
Workflow | ワークフローの分岐や繰り返し処理など、ワークフローに関連した操作 |
拡張アクティビティ
アクティビティ名 | 機能 |
---|---|
Excel Activities | エクセルに関連した操作 |
Database Activities | データベースに関連した操作 |
FTP Activities | FTPに関連した操作 |
Mail Activities | メールに関連した操作 |
PDF Activities | PDFに関連した操作 |
Word Activities | Wordに関連した操作 |
拡張アクティビティの削除方法
追加したアクティビティを削除したい場合は、ManagePackagesのinstalled→ALLからアンインストール可能です。
アクティビティのアップデート
コアアクティビティや、拡張アクティビティは最新バージョンにアップデートしておきましょう。
フォルダショートカットの作成
UiPathでは作成されたロボットファイルや、開発ツールであるUiPath Studioの実行ファイルなど複数のフォルダに分けられて存在します。
事前に各フォルダのショートカットを作成しておくと必要な時にスムーズにファイルを探せます。
フォルダパス | 使用用途 |
---|---|
C:\Users\ユーザ名\Documents\UiPath | 作成したプロジェクトが格納されるフォルダ |
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\UiPath | 実際のUiPathStudioの実行exeやログファイルなど |
C:\ProgramData\UiPath\Packages | Publish(公開)したプロジェクトが格納されるフォルダ |