
UiPathで処理を自動化していると「強制終了したいけどなかなか止まらない」という状況がよくありますよね。
ストップボタンを押したいけど、マウスカーソルが自動で移動してしまってストップボタンを押せないことや、Studioのウィンドウ上でF12押したいけどウインドウが切り替わってしまって「キーッ」となることがよくあります。
今回はUiPathの自動処理を終了させる4つの方法をまとめてご紹介します。
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UiPathStudioのストップボタン(F12)を押す。
一般的な方法として、UiPathStudioのストップボタンを押す(もしくはF12)というのがあります。
私の場合は大体これで止めようとするのですが、自動化処理をしている最中に「UiPathStudioの画面を表示してストップボタンにカーソルを当ててクリックする」というのが中々難しく、カーソルがどっか行ったり、自動処理中のウインドウが表示されたりとかなりイライラさせられますよね。
しかもExecuteタブが表示されていればまだいいのですが、Designタブが表示されていることが多く中々うまくいきません。
タスクバーのストップボタンを押す。
意外と気付きづらいのですが、タスクバーのUiPathアイコンにマウスカーソルを当てるとストップボタンが表示されます。
これを押して処理を止めるという方法もあるのですが、タスクバーのUiPathアイコンにマウスカーソルを当ててから、ストップ画面が表示されるまでに1秒近く掛かるため、これもサクッとは止められません。
無理矢理エラーを発生させる。
少しトリッキーな方法として、無理やりエラーを発生させて処理を止める方法があります。
例えば、マウスをドラッグしたまま固定してボタンを押せないようにする方法や、ALT+F4で画面を対象ウインドウを終了させてクリックさせないようにする方法などがあります。
これもドラッグしたままなかなか止まらなかったり、対象ツールを閉じてしまうと再起動が面倒などの問題があります。
恐らく上記3ついずれかの方法で皆さん止めていると思いますが、「MacroMatician」というサイトで上記以外の停止方法が紹介されていましたのでご紹介します。
プロセス終了コマンドをバッチ化しキーに割り当てる。
なるほどなぁと思ったのですが、Killコマンドをバッチ化してショートカットを作成すると、キーを割り当ててボタンを押すだけでKillコマンドを実行することができます。具体的な方法は以下の通りです。
- メモ帳にKillコマンドを記載して「.bat」として保存する。
- 作成したバッチファイルのショートカットを作成する。
- プロパティからショートカットキーを割り当てる。
メモ帳にKillコマンドを記載して「.bat」として保存する。
メモ帳に以下のように記載して拡張子を「.bat」として保存します。名前は任意ですが、ここではStopRobot.batとします。
taskkill /im uiRobot.exe /f
作成したバッチファイルのショートカットを作成する。
作成したバッチファイルを「右クリック」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」でショートカットが作成されます。
プロパティからショートカットキーを割り当てる。
作成したショートカットを右クリックしてプロパティから、ショートカットキーを割り当てる事ができます。
自由にショートカットキーを決めてもらって構いませんが、他のアプリケーションと被らないようにしましょう。ここでは「Ctrl + Shift + F12」としてみました。
強制終了してみる。
メモ帳に永遠と数字を記載するだけの簡単な無限ループ処理を作成してみました。
数値を入力していくだけなので処理が早く、通常であればストップボタンを押すのが難しい処理ですが、今回はキーボードからCtrl + Shift + F12を押すだけなのでサクッとエラーが発生して処理が止まってくれました。
一応念のため。
4つ目の方法ではプロセスを無理矢理終了させるため気になる方もいるかもしれません。強制終了したら動かなくなった!など当サイトでは責任は取れませんので、ご自身の責任でやってみてくださいね。
まとめ
知っておくと便利な強制終了の方法をご紹介しました。
UiPathStudioが最小化している状態でもF12で処理をストップできるのが一番いいのですが、現状はそういった機能はないようです。
UiPathさんの今後の開発に期待ですね。